医者と話そう! 〜心臓と健康について〜

重い心臓病と毎日格闘している外科医が、皆様の疑問や悩みにお答えします。

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心筋梗塞のリスクで以前で知られているのは糖尿病、高血圧、高コレステロール血症を引き起こすメタボリックシンドローム、いわゆるメタボの状態です。皆さんはメタボのイメージとして、「太った中年男性」と思っていませんか?実は若い、やせた女性でも内臓脂肪の増加、血糖値の異常やコレステロール高値が問題となっているのです。

急に心臓が停止するいわゆる心臓突然死は正確には「心室細動(しんしつさいどう)」という不整脈です。以前は心臓麻痺と呼ばれていた事もあります。心臓が痙攣(けいれん)してしまい血液を送り出せない状態です。なぜ痙攣してしまうかというと、先天的な異常が原因の事もありますが多くの場合は前述の心筋梗塞で細胞が酸欠になって起こります。血管がつまって早ければ数分で死に直面する状態となります。この疾患は1970年代くらいまでは欧米人に多く、日本人には少ないと言われてきましたが、最近の日本人の生活習慣は大きく変化し、欧米人に迫る頻度となっています。

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